DEXCS for OpenFOAM(R) は、OpenFOAMと、これをより簡単・高度に活用できるようにする為の様々なツールをすべてインストール済のオール・イン・ワンパッケージで、誰でも簡単・即使えるようにしたマシンイメージ(isoファイル)です。
DEXCS2013では、
- OpenFOAMやその他の組み込みツールのヴァージョンアップに対応
- 初心者向けのランチャーは、ほぼ機能開発が完了したとして、国際化対応に向けての英語版(翻訳は未熟ですが・・・)での動作も可能にした
- DEXCS2011から搭載するようになった中級者向けツールの機能強化を図りました。
なお、DEXCS2012までは、32/64bit版がありましたが、DEXCS2013からは、64bit版のみです。
インストールと利用法
詳しくはこちら(資料はDEXCS2012のものですが、DEXCS2013でも画面イメージが異なるのみで同じです)2013/10/22更新
- マシンイメージなので、DVDにイメージ書き込みすれば、DVDから起動してそのまま利用することができます。 (DEXCS初体験の人はこのライブDVDとして「まずは使ってみる」方法をお薦めします。)
- 起動後にインストール機能により、HDD等に直接インストールできる上、使用するユーザー名等を選択することができます。
- VMWare Playerや、VirtualBox等の仮想環境で起動して、仮想環境を作成することも簡単です。
- VirtualBoxにインストールする方法は、こちらに詳しく記されています
- 基本的に、DEXCS2011でやった方法と同じですが、同じやり方が通用しない部分が一部あるので、DEXCS2011の利用経験者はご注意のほど。
同梱プログラム
- OpenFOAM-2.2.x (2013年7月31日時点入手版)( http://www.openfoam.com/ )
- paraview-3.12.1 ( http://www.paraview.org/ ) 並列可視化, Pythonバッチ機能有効版
- PyFoam-0.6.1 ( http://openfoamwiki.net/index.php/Contrib_PyFoam )
- swak4Foam (0.2.4)( http://openfoamwiki.net/index.php/Contrib/swak4Foam )
- blender-2.66 ( http://www.blender.org/ )
- SwiftBlock(http://openfoamwiki.net/index.php/Contrib/SwiftBlock)
- SwiftSnap(http://openfoamwiki.net/index.php/Contrib/SwiftSnap)
- Relinux-0.4a1(http://www.howtoforge.com/creating-your-own-distributable-ubuntu-dvd-relinux)
- wx-glade(python-wxglade-0.6.4) ( http://wxglade.sourceforge.net/ )
- SPE ( Stani’s Python Editor ) 0.8.4.h ( http://pythonide.blogspot.com/2008/02/spe-084c-python-ide-editor-released.html )
- emacs23-lucid
- gnuplot-4.4.3-0ubuntu3
- JAVA gnuplot GUI-0.1.2(http://sourceforge.net/projects/jgp/)
- FreeCAD-0.13(http://sourceforge.net/projects/free-cad/)
- kdiff3-0.9.96c(http://kdiff3.sourceforge.net/)
- HelyXOS-1.0.2(http://sourceforge.net/projects/helyx-os/)
- TreeFoam-1.42.-130714(+dexcsSwak)(https://ocse2.com/?wpfb_dl=11)
- DEXCSオリジナルツールとして
- DEXCSランチャー(dexcs.py)国際化対応版
- DEXCS十徳ナイフ(dexcsSWAK.py)。これをTreeFoamのメニューから呼び出せるようにしました。
- snappyHexMeshDict簡易エディタ(snappyDictExporter.py)改良版 ( https://ocse2.com/?p=806)
- 境界条件名の一括変更ツール(bcFilesConverter.py) ( https://ocse2.com/xoops/modules/wordpress/index.php?p=348 )
- 時刻歴データのプロットツール(timeLinePlotter.py) ( https://ocse2.com/xoops/modules/wordpress/index.php?p=390 )
- ソースコード検索ツール(dexcsTextSearcher.py) ( https://ocse2.com/xoops/modules/wordpress/index.php?p=413 )
OSはLinux Mint13
といっても、ベースはUbuntu-12.04なので、アプリケーションのインストール方法などは、ubuntuのそれと全く同じです。違うのはデスクトップのGUI環境だけです。
標準のターミナル、ファイルマネージャ、テキストエディタがubuntuとは異なりますが、DEXCSランチャーやTreeFoamは、ubuntuの標準ツールを使用することを前提に作られているので、ubuntu互換ツールとして起動できるようにしてあります。
その他のドキュメントについて
- DEXCSランチャーのヘルプメニューを参照下さい。
- 本当に初めて使う人は、「ランチャーの使い方」-「まずは使ってみる」をご覧下さい。
- 「ランチャーの使い方」-「形状作成」にて、Swiftツールの使い方を概略説明しています。
- 「ランチャーの使い方」-「メッシュ」「計算実行」「結果処理」を理解できるようになると、OpenFOAMの基本的なファイル構造を理解できたことにもなります。
- 以上は動画チュートリアルになっていますが、「フラッシュプレーヤー」を変更して参照することを強くお勧めします。変更方法は、最下段の「フラッシュプレーヤーの変更方法」をご覧ください。
- Swiftツールのより実践的な使用方法は、以下の講習会資料をご覧ください。
- SwiftツールによるOpenFOAM®用メッシュ作成(オープンCAEワークショップ2012講習会資料)
- 同上、中級編(第16回オープンCAE初心者勉強会2012/8講習資料)
- JAVA gnuplot GUI の使用方法
- Swiftツールのより実践的な使用方法は、以下の講習会資料をご覧ください。
- TreeFoamの実践的な使用方法
- TreeFoamの使い方1(マルチリージョンケースの取り扱い方を主題に解説)(オープンCAEワークショップ2013、講習会資料よりダウンロードできます)
- TreeFoamの使い方2(HelyxOSをメッシャーツールとして連携させる方法を主題に解説)(第24回オープンCAE勉強会@岐阜、講習会資料よりダウンロードできます)