来る5/30のオープンCAE講習会にて講習用に使用する計算環境(DEXCS2014 for OpenFOAM®の特別版)を製作するにあたり、表題のFreeCAD用マクロを改良しました。⇒少々シンプルになって使い易くなったと思います。
マクロ画面の説明(旧版)
マクロ画面の説明(新版)
- Refinement(細分化)方法の指定が不要になったことと、Loadボタンが追加されています。
マクロの実行手順(旧版)
マクロの実行手順(新版)
- 中間の確認ダイヤログを廃止しました。
追加機能(Loadボタン)
一番下の左端にあるLoadボタンを押すと・・・
既存のmeshDictファイルを読み込んで、設定済のパラメタを反映することが出来るようになりました。これで、やり直しの際の作業効率が格段に向上すると思います。
但し・・・
- マウスカーソルで表中をクリックしないと、パラメタが再表示されない。(自動で画面リフレッシュされない)
- region以外の表面Type指定(patch/wall/…)は反映されない。(meshDictで指定していないので)
という問題はありますが、致命的ではないと思うので、まずはこのレベルでリリースすることと致しました。
謝辞
本マクロを作成するに際しては、旧版の作成記事の中で、「自分は本職のプログラマでないので・・・協力者求む!」的な願望を記したところ、MさんとIさんという強力助っ人が手を挙げてくれて、旧版のソースコードをリファクタリングしてもらえました。GUIの見た目はほとんど変わっていませんが、ソースコード(近日中には公開予定)は一変して見易くなっており、開発環境としてpythonの素の(FreeCADマクロから起動しなくてもよい)環境でデバッグ出来るようにもなり、おかげで今回の改造も大幅に効率upで講習会に間に合わせることが出来ました。
こういう活動の成果も出せるようになったという事は、ようやくオープンCAEの活動らしくなってきたと、ここに改めてお礼申し上げます。