DEXCSで、OSを含めたisoイメージを作成するのに、これまでRemastersys を使用してきましたが、とうとう開発を止めるとアナウンスされてしまいました。1年半ほど前に同じような事態になって、その時は自分を含めて多くのユーザーからの要望(少ないながらもDonationさせていただきました)もあって再開してくれたのですが。しかし、今回はどうにもならないみたいです。
さて、困った・・・ということなんですが、調べてみると代替の仕組みもあるもので、ズバリ
What are the Alternatives For RemasterSys?!
なる記事を見つけることができました。
これによれば、表題のRelinuxもしくは、 Ubuntu Builderが使えそうだ、となって早速試してみた結果、Remastersys の後継として、Relinuxを選択したという次第。
ただ、上の参照先記事は情報が古く、インストール方法や使用方法がよくわからないなどあったので、ここに自分がやった方法を記しておきます。
入手とインストール方法
入手先は、https://launchpad.net/relinux
現在はdebパッケージでダウンロードできるので、ダウンロードしたら、ダブルクリックするだけで、インストールが完了し、システムメニューから起動できるようになる。
起動失敗
上記メニューから、すんなり起動できるかと思いきや、
一瞬画面が出て、すぐ終わってしまう。こういう時は、コンソールで起動してみる。
UnicodeDecodeError: ‘ascii’ codec can’t decode byte 0xe3
あたりでググってみると・・・たとえば、こんなページが引っ掛かった。
http://tatsushim.blogspot.jp/2011/09/python-unicodedecodeerror-ascii-codec.html
要するに、デフォルトのエンコーディングがasciiなってるらしいのでそれをutf-8に変えれば良いということらしい。
DEXCS(LinuxMint13)の場合、デフォルトのsite.py は、
/usr/lib/python2.7/site.py
になるので、これを変更する。
使用方法
起動に成功すれば、後はボタンを順番に押していくだけ。色々とオプションがあるようですが、よくわかりません。
作成が完了すると、/home/relinux/ の下にisoイメージファイルと、md5チェックサムファイルが出来ているはずです。
作成所要時間は数10分といったところでしょうか。Remastersysの場合とほとんど変わりません。
ライブDVDの起動
作成したisoイメージを使ってライブDVDを起動した際の起動画面は以下のようになります。
DEXCS2013 for OpenFOAM(R) にて、まもなく公開です。