昨日(7/15)のオープンCAE勉強会@関西にて発表した資料です。総枚数130という大作ですが、結論としては、、、
- DEXCS(というかubuntu系Linux)上でDakotaUIを動かすにはソースコンパイル+アルファが必要でしたが、なんとかなりました。
- DakotaUIとは、
- コマンドライン起動できるようにしたSimulationモデルに対して、その入出力パラメタとDakotaエンジンとの接続を、ウイザードGUIで容易化してくれるものであった(****FRONTIERのようなブロック接続ではない)。
- 探索結果一覧表の自動作成やグラフ化機能があり、それなりに使えそう。
- UI版での動作にはいくつか問題があり、これらを回避する為の手間は増えるが実用は可能(?)。
- DakotaStudy変数切り出しカラム設定において、Linux版では入力ファイル形式を( window形式)とし、保存時には(Linux形式)にする必要がある(Windows版では変換の必要無し)。
- DajotaStudyファイル中、
Interface / copy_file
にディレクトリ識別子(/)が存在すると、プロジェクトの再ロードが出来なかったり、他項目のGUI編集が出来なくなる(Linux / Windows版共通)。
- 他にもありそう・・・
ということで、次期DEXCS2017に搭載するかどうかの判断は微妙な状況です。
なお、本資料中で使用しているdakota-openfoam連携計算サンプルファイルを右のダウンロードコーナー(Latest Downloads)よりDL出来るようにしておきましたので、興味のある方は自身で体験していただき、上記判断に対するコメントなり、現時点で見つかっている上記問題点に対する改善策なり、新たな問題発見なりをレポートしていただければありがたいです。
また、インストールが面倒、、、でも試してみたいという方には。インストール済のDEXCS特別版も配布しますので、申し付けください。