DEXCS FSI マクロとは
DEXCSアドバンス版に同梱され、FreeCADのFEMワークベンチで作成した静解析用のinpファイルをDEXCS for preCICEで使用するFSI用のinpファイルに変換するツール(下図)。
FSIマクロの仕組み
DEXCSツールバーのボタンをクリックすると、exportFSIInp.FCMacro が起動して、QtDialogのGUI画面が現れるので、必要に応じてパラメタを変更し、最下段の[make inpfile for FSI]ボタンをクリックすると、dexcsFunctions.pyを使って静解析用のinpファイル(SolverCcxTools/FEMMeshGmds.inp)をFSI用のinpファイル(flap.inp + interface.nam)に変換するという仕組みになっている。
FSIマクロの課題
これまでに、
- 変換対象モデルは1つだけ
- 出力間隔の指定が手入力
- スケーリング出力機能が欲しい
- ヤング率の単位?
- plotWatcher
といった課題が認識されていたが、ここで上記第4番目の項目まで解消した。5番目については、別途DEXCSランチャーを改造中であり、その取り組みの結果を反映することになる(かもしれない)。
改良前後の画面イメージ比較
その他の変更
SolverCcxToolsコンテナを選択した状態からでないと起動出来ないようにした(下図左)
静解析用のinpファイルが存在しない場合にも起動できないようにした(下図右)
変換が終了したら、設定画面も閉じるようにした。
ソースコード
https://gitlab.com/E.Mogura/dexcs-fc-macro
より、以下のファイルを更新すればよい
- exportFSIinp.FCMacro
- dexcsFunctions.py