OpenFoam – multiPhaseInterFoam

OpenFOAMの1.4から実装されたmultiPhaseInterFoamですが、チュートリアルが2つあって、damBreaf4phase と、damBreaf4phaseFine。後者は単にメッシュを細かくしたものだが、これまでこれが何故か最後まで計算できないでいた。⇒ようやく最後まで計算できたということです。

-Gifアニメーションは、[[こちら:]](サイズ注意 2.3MB)
-図中の各色は液体の種別をあらわしていて、
 赤・・・・空気(air)     nu=1.48e-5   rho=1
 青色・・・水(water)     nu=1e-6      rho=1000
 水色・・・油(oil)       nu=1e-6      rho=500
 肌色・・・水銀(mercury) nu=0.1125e-6 rho=13529

-計算パラメタは基本的にはデフォルトのまま何も変えていません。ただ、計算が異常終了した後でlatestTimeからリスタート計算させているだけですが、リスタート計算でちゃんと計算異常が再現される場合には、「maxクーラン数を少し変更して再計算」というのが、コツのようです。今回は、こんな感じでした。
 開始時刻 終了時刻 maxCo       計算時間
 0    1.10…   0.5    56000    異常終了
 1.1    1.21…   0.5     3600    異常終了
 1.2    2.45…   0.25    55800    異常終了
 2.45    3.03…   0.5     1180    異常終了
 3.0    6.0       0.25    68700    正常終了

-なお、計算結果を可視化してみて、計算が異常終了する直前のふるまいとして局所的な流速アップなどの物理的な発散現象が見られなかったので、このような対処法で切り抜けられたと思いますが、物理的な発散の兆候が見られる場合には、こういう方法では切り抜けられないと思います。

-それにしても、いかにもそれらしい計算結果というか、アニメーションになっていますが、これは実験で確かめることも出来そうにない現象ですねぇ。。。

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