OpenFOAMは、Ver.1.5が出てからおよそ1年になりますが、早くも1.6が出てしまいました。~
(まだ、当サイト以外では、DEXCS2009-OpenFOAN1.5.x版の正式公開前だというのに。。。)気を取り直して、早速ダウンロードして確かめました。
動作環境はDEXCS2009-OpenFOAM-1.5.x版を作った際のベース環境(ubuntu8.04)で、libmpfr-devや、flexをインストールしてある環境です。
-バイナリ版は、すんなり動いた。
-paraViewはmakeの必要があったが、すんなり(といっても数時間はかかる)makeできた。
-ソースコードを全コンパイルすることも、問題なかった。
ということで、
OpenFOAMをコマンド入力で使う分にはまるで問題なさそうです。
問題は、DEXCSのランチャーメニューから使えるかどうかです。~
-Dictの書式に関して、一部のもの(これまで確認できたのは、createPatchDictとsnappyHexMeshDict)は書式が拡張されており、1.5.xで使ったものがそのまま使えない。
-pyFoamを使って呼び出すアプリの一部で(これまで確認できたのは、pyFoamPotentialRunner.py)がうまく動いてくれない。
前者に関しては、simpleFoam関連だけなら1.6用に変更するのは、さほど難しくなさそうでしたが、問題は後者です。pyFoamに頑張ってもらうしかなさそうですが。。。
ということで、既定路線を変更することなく、
DEXCS2009-OpenFOAM版は、OpenFOAM1.5.x でやっていくしかなさそうです。
2010/1/14追記
-上記はDEXCS2009の公開前のベータ版にて実施していますが、正式公開版を使っての確認も実施しました。⇒OpenFOAM-1.6に関しては、上に記した通りの状況でした。
-インストール場所は$HOME/OpenFOAM
-但し、paraViewのmakeは、
makeParaViewでなく、./makeParaView のコマンド入力です